2014年1月10日星期五
選別しきれないほどの混獲は非現実的
日本のTAC対応魚種は、1996年に批准した国連海洋法に基づき制度を導入しましたが、2013年時点で、約350種に及ぶ漁業対象魚種に対し、僅か7魚種(サバ類、アジ、イワシ、サンマ、スケトウダラ、スルメイカ、ズワイガニ)しか設定がありません。そもそもTACが実際の漁獲量よりかなり大きくなってしまっていることは、このコラムでも指摘してきました。しかも期中に増えるという運用方法にも大きな問題があります(『「魚がいても獲らない」漁業先進国?ノルウェー』参照)。
今回ご説明するのは、TAC対応魚種の少なさです。水産白書によると、「緯度が高い北欧と異なり魚種が多いためにTAC設定魚種を増やすことは難しい」というのがその理由の一つのようです。しかし、南北は別にして、日本とほぼ同じ緯度(南緯40度前後)ニューバランス スニーカーのニュージーランドでは98種類もTACが設定されています。米国は実に漁獲対象の全魚種(528種)にTACを設定する方針です。ノルウェーでは24種にTACが適用されています。
各国の輸入業者が、買付する国の魚種のTACの増減を見て、その年の市況を予想しながら買付を行うというのは業界では常識です。日本のスーパーで売られている輸入品のサバ、アジ、シシャモ、ギンダラ、マダラ、カラスガレイ、アカウオ、ズワイガニ、甘えび、タラコ、数の子等々といった天然の輸入水産物は、厳格なTACで管理されたものが輸入されています。
沿岸での定置網のような漁では、様々な魚種が一度に漁獲されることがありますが、例えば沖合での巻き網漁は魚群がまとまっていることが多いので、5種類、10種類と選別し切れないほどの魚を一度に混獲することはまずありません。また、プロが魚群探知機を見れば、その魚群がサンマなのかサバなのかある程度識別できるので、魚種ごとの管理は可能です(最新の漁業機器については後述)。
また、時期によって回遊する魚の種類が異なるため、イワシとサバでは使用する網を使い分けるなど、現場では細かい対応を行っています。店頭でイワシとサバが皿に山盛りになって、「はい! お魚ですよ」と一緒に売られているのを見たことがあるでしょうか? 魚は水揚げ現場で、ニューバランス レディース選別されています。個々の魚種でしっかりと数量が管理されているのです。
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